http://d.hatena.ne.jp/murakyut/20090808/1249702794
より:
(政府による)日本の技術ベンチャー支援がうまくいかない理由として、以下の5つのような理由があると思われる。
■1. そもそも日本のベンチャー育成議論は往々にして中小企業救済策と混同されている嫌いがある点。
■2. 新産業創出のためには、どの新産業領域を育成すべきなのか焦点を絞る必要があるにも関わらず不十分な傾向にある点。
■3. 戦後のハングリーな時代と違い、終身雇用の大企業や国立研究所、大学で働いている大半の研究開発者は自分の研究に十分満足して楽しい充実した生活を送ってしまっている。
■4. サービス系の新商品と違い、工業系新商品には、ファースト・カスタマーがつきにくいこと。即ち、新たに開発された技術を使った工業用の製品は、特に日本では、たとえそれがすばらしい性能を持っていても、使用実績が無いと信用してもらえない傾向が強い。米国で存在するようなファーストカスタマーに政府の購買をつなげるような仕組が有効かもしれない。
■5. ビジネス系優良人材の流動性が非常に低いこと。
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